パース・ロットネスト島で世界一幸せな動物「クオッカ」とセルフィーしてきた!

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こんにちは!ぽんかも(妻)です

 

突然ですが、この写真に映っているかわいい動物、何かご存じですか? 日本でも「可愛いすぎる!ハッピーすぎる!」と話題になったこの動物の名前は、クォッカワラビー。オーストラリア滞在中に訪れたロットネスト島というところで、セルフィーを撮ってきたので、今日はそのお話。

 

この秋にはANAの成田・パース間の直行便就航が決まり、とっても行きやすくなるオーストラリアのパース。そんなパースから少し足を伸ばして、ぜひ世界一ハッピーな動物に会いに行ってみてくださいね!

 

ロットネスト島って?パースからのアクセスを徹底解説!

ロットネスト島があるのは、オーストラリア西海岸の大都市パース。海岸線から西へ18㎞の沖合に浮かぶ小さな島です。19平方㎞の島は国立公園に指定されており、クォッカワラビーをはじめ多くの固有の動植物が生息するオーストラリアでも有数の自然保護区として有名です。

 

パースからロットネスト島へのアクセスはフェリーが便利!

気になるパースからロットネスト島へのアクセスですが、一番手軽で旅行者に人気なのはフェリーでしょうか。パースからロットネスト島へは以下の3つの会社が就航しています。

 

  • ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)
  • シーリンク (Sea Link)
  • ロットネスト・ファストフェリーズ (Rottnest Fast Ferries)

 

それぞれの会社で時間やプランが異なるので、予定に合わせて選びましょう。レンタサイクルや島でのバスツアー付きのプランなどもあります。 チケット購入は当日でも可能ですが、満席の場合もあるので事前予約がおすすめ。期間限定割引などもありますので各会社のサイトで確認してみてくださいね。

 

ロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)はとっても便利!

上記の3つのフェリー会社を比較して、私たちはロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)を選びました!料金はシーリンクと一緒なのですが、パースからの電車の発着時間を考慮したときに、一番時間がぴったりだったからです。

 

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  • 通常運賃・日帰り往復:$70(入島料込)/大人
  • 平日オンライン割引・日帰り往復:$49(入島料込)/大人

こちらはオンライン予約限定、前日までの予約が必要です。出港・帰港もフリーマントルBシェッド限定で、キャンセルしても返金はされません。わたしたちが利用したのもこちらのプランです。

(公式サイト:https://www.rottnestexpress.com.au/

 

パースからロットネスト島へのフェリーはどこから乗るの?

ロットネスト島へのフェリー乗り場は、全部で4カ所あります。

 

 

一番使い勝手が良く、ほとんどの観光客が利用するのがフリーマントルBシェッド。フリーマントル駅から程近く、 アクセスの良さ、比較的お手頃な値段、本数の多さを考えると、ここからのフェリーが一番便利だと思います。フリーマントルへはパースから電車で約30分です。

 

バース市内からだと約90分の船旅になり、スワン川のリバークルーズも一緒に楽しむ事が出来ます。ただ本数が少ないので注意が必要。 行き朝8:45、帰り16:30本の各1本ずつしかありません。Rottnest Express(ロットネスト・エクスプレス)のみ発着。

 

フリーマントルの北側に位置するフェリー乗り場。約300台収容の専用駐車場があるので車を利用する場合はこちらがおすすめ。Rottnest Express(ロットネスト・エクスプレス)のみ発着。

 

行き12:30、帰り11:00/16:30の3本が利用でき、所要時間約45分。 行きの時間が半端なので日帰りには向かないかもしれません

 

パース市内から北西に車で約30分、電車で約1時間行ったところにあるフェリー乗り場。ここからはRottnest Fast Ferries(ロットネスト・ファスト・フェリーズ)のフェリーのみ利用可。

 

フェリーの本数自体は比較的多めですが、 レンタサイクルやバス、ツアーなどと併せたパッケージの取り扱いしかないようです。ロットネスト島でやりたい事がはっきり決まっている方には良いかもしれません。

パース市内から少し離れていること、 このフェリー乗り場があるエリア自体がリゾートのようになっているのでヒラリーで何泊かする間にロットネスト島へ日帰りで行くのも楽しそう

 

ロットネスト島へのフェリー以外のアクセス 

普通のフェリー旅は嫌だという方は、こんな贅沢なアクセス方法も参考にしてみてくださいね。

 

  • 小型セスナ機/ヘリコプター

船が苦手な方や、空からロットネスト島を見てみたい!という方は小型セスナ機をどうぞ。約15分の空の旅であっという間にロットネスト島に到着します。4つの会社が就航しているので、時間や人数などに合わせてお好みの会社を選んでください。

 

例)Rottnest Air-Taxi(ロットネスト・エアタクシー)

1人~最大3人までの時間限定割引プランだと、ロットネスト島への入島料や空港税など全部込みで1人当たり往復$144(3人利用時)です。

(公式サイト:Rottnest Air Taxi | Fly to and from the Island | Joy Flights

 

  • 自家用ボート

ロットネスト島には自家用ボートで行くことも出来ます。ただこれは旅行者の方にはなかなか難しいと思いますのでご参考までに。

 

ロットネスト島はアイランド・エクスプローラーで周ろう!

ロットネスト島での楽しみ方は色々ありますが、一番観光客にポピュラーで、実際に利用してみて良かったのは、Island Explorer(アイランド・エクスプローラー)。 ホップオン・ホップオフタイプのバスで、島内にある全19カ所のバス停で何度でも乗り降りの出来る便利なバスです

 

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▼公式サイトから事前予約がおすすめ▼

Rottnest Island Authority :: Ticket Selection

料金:大人$20、子ども$15、ファミリー(大人2&子供2)$50

 

※チケットは島のフェリー乗り場の近くにあるインフォセンターでも購入が出来ますが、長蛇の列が出来る事もあるので事前予約が簡単。また、インフォセンターでバスの時刻表と地図が記載されたパンフレットをもらっておくと便利です。

 

私たちは レンタサイクルと迷いましたが、こちらにして良かったです。思った以上に風が強く歩くのもやっとのポイントがあったり、アップダウンがかなりあったので、レンタサイクルにしていたら回り切れなかったと思います。

 

ロットネスト島:運転手さんのおすすめ降車ポイント

車内では、運転手さんが簡単なガイドもしてくれるので、気になったバス停で降りてみましょう。バスは大体30分に一本回ってきますが、15時発のバスが最終なので乗り遅れないように気を付けて。

 

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展望台から綺麗な海が見えます。海の方に降りられる階段もあり、干潮であれば小さなビーチのようになるので泳ごうと思えば泳げるかも?

 

  • 8番:Wadjemap Lighthouse(ワジェマップ灯台

灯台に上り島を一望する事が出来ます。他に視界を遮る建物は何もないので遠くまで見渡せると思います。

 

  • 11番:ウエストエンド

ロットネスト島最西端。 野生のアザラシを見られるポイントでもあります。

 

  • 17番:Little Armstrong Bay(リトル・アームストロング・ベイ)

綺麗な湾が広がっているシュノーケルにも適したスポット。17番~18番の間を歩くのがおすすめだと言っていたように思います。

 

ロットネスト島:私たちが降車したポイント

私たちは運転手さんのアドバイスも参考にしつつ、クオッカに出会えそうなポイントを中心にめぐりました!

 

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ここで最初のクォッカに遭遇!ちょっと曇ってはいましたが景色も最高でした。私たちはここから7番のSalmon Bay(サーモンベイ)まで歩いて行きましたが、シュノーケリングに適した遠浅の美しいビーチが続いていて散歩も気持ちよく、30分ほどであっという間に7番に到着しました。秋口だったんですが泳いでる旅行者もちらほら。

 

  • 9番:Green Island(グリーン・アイランド)

特に何があるわけではないんですが、小さなビーチがありここでお昼を食べました。 しばらく誰も来なかったので波の音を聞きながらまったり過ごす事が出来ました。穴場スポットです。ここから10番までは歩いて行きました。10番の周辺はクォッカスポットになっているみたいですがここでは会えませんでした。

 

  • 14番:Stark Bay(スターク・ベイ)

スターク・ベイの周辺もクォッカスポットになっています。木の下や茂みの中に何匹か見つける事が出来ました。この辺りのクォッカは大分慎重な感じで、少し距離を取りながら写真を撮りました。 より野生らしく本来のクォッカの姿が見られるエリアかもしれません。

 

また、ここから16番のCatherine Bay(キャサリン・ベイ)まで歩きましたが、意外と距離があるのでバスに乗るのをおすすめします。景色も断崖絶壁という感じでかなり風が強いです。

 

  • 19番:Longreach Bay(ロングリーチ・ベイ)

最後のバス停で降りて、島の中心方面へ歩いて戻りました。途中までは海沿いを、その後エコ・リゾート方面から少し内陸に入ったところをずっと歩いて行きました。 このエリアでは本当に沢山のクォッカを見かけました

 

かなり人慣れしているクォッカが多く、エサ欲しさにどんどん近寄ってくる子まで…。近くでクォッカを見られて写真を撮れたのは良かったんですが、あまりに警戒心がないのでなんとも複雑な気分に。誰かが落としたお菓子の包み紙を漁っているクォッカもいました。ゴミや食べ残しはきちんと責任を持って処分しなくてはだめですね。

 

ロットネスト島の回り方(バス、レンタサイクル、ツアー)

ロットネスト島をぐるっと一周してみたいという方は、自由に乗り降りできるアイランド・エクスプローラーが何と言ってもおすすめですが、「ツアーの方がラク」、「もいろんなアクティビティが楽しみたい」という方にはこんな選択肢もあります。

 

アーバス「Island Discovery(アイランド・ディスカバリー)」

午前・午後とも1便づつ出ているツアーバスで、約90分間エアコン付きのバスで島をぐるっと1周します。フェリー内でも案内があり、空きがあれば当日島に着いてからでも利用できます。 好きに観光出来るわけではないので、時間が限られていてロットネスト島全体を短時間で満喫したい方向け

 

(公式サイト:Rottnestexpress / Day-tour-packages

フェリーとセットで販売されているものも($119)。一口で予約できるのは簡単ですね!

 

ロットネスト島を自分で周れるレンタサイクル

子どもから大人まで楽しめるのがレンタサイクル。ただ島内はアップダウンが激しい場所が所々ある他風が強く日差しを遮れる場所もほとんどないので、エリアを絞って回るのが良いかもしれません。 島内一周は体力に自信のある方におすすめ!

 

かなりの運動量にはなりますが、 自分の好きなように回れる自由さは魅力的です。予めレンタサイクル付きのフェリーチケットを予約してもいいですし、島内にもレンタサイクルコーナーがあるので当日着いてからでも借りられます。

 

(公式サイト:Rottnest Island | Pedal & Flipper Hire

大人1台$30、子ども1台$15 先着順で電動自転車も(追加料金あり)

 

ロットネスト島を巡るツアー各種

各フェリー会社のツアーや個人ツアーなど色々なツアーを選ぶ事が出来ます。 シュノーケル体験付きのツアーや島内をセグウェイで回る変わり種のツアーまで沢山揃っていますので、好みに合わせて探してみてください。

 

<ロットネスト島で楽しめるアクティビティ一覧>

  • 釣り
  • ゴルフ
  • 映画館
  • サーフィン
  • シュノーケリング
  • ウォーターパーク
  • スカイダイビング
  • 無料ウォーキングツアー

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現地旅行会社でフェリーのチケットと併せて手配してもらうのも便利ですね。フェリー乗り場への交通費や手間を考えると全部込みのツアーの方が安く済むこともありそうです。

 

▼詳しくは公式サイトをご覧ください。(日本語ページ有り)▼

Rottnest Island | See & Do

▼日本から現地ツアー(日本語対応あり)を予約していくことも可能▼

ロットネスト島 | パースの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

 

クォッカの上手な写真の撮り方&気を付ける事って?

さて最後に、ロットネストのアイドル「クォッカ」について。思い切りクオッカとの出会いを楽しんでいただきたいのですが、いくつか注意点も説明したいと思います。

 

クォッカとの上手な写真の撮り方

クォッカとの自撮り写真を検索すると、可愛い写真が沢山出てきます。クォッカが隣でにっこり笑って手を広げていたり、なにかをモグモグ食べていたり…こんな写真撮りたいですよね?

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ロットネスト島のアイドル「クオッカ」

が、しかし!相手は野生の動物。結構すばしっこく動きますし、笑顔の写真を撮るのは難しいです。 笑ったような顔を撮影するコツとしては、葉っぱなどでクォッカの目線を上の方に向けて、ほんの少し下から撮るということです。それでも何枚も撮ってやっと1,2枚という感じなので、連写モードがあればうまく撮れるかもしれません。

 

クオッカはとてもかわいいので、写真目当てに多くの観光客がやって来るのも分かります。ただ、思い出に写真に残すのももちろん素敵ですが、写真よりも本物のクォッカの方が可愛いのは言うまでもないので、 クォッカとの自撮りにこだわりすぎず、ぜひ目の前のクォッカとの時間を楽しんでくださいね

 

クオッカに触れ合う際の注意点

当然ですが、野生のクオッカと触れ合ううえで、注意しなければいけないこともあります。

 

  • クオッカには絶対にエサをあげない

お菓子などはもちろんの事、フルーツやミネラルウォーターもあげてはいけません。 クォッカは慣れないものや消化できないものを食べると、病気になったり死んでしまうからです!(残念ながら、こうして命を落とすクオッカの数が増えているのも事実です)

 

特に人慣れしているクォッカはエサ欲しさに近寄ってきますが、ぐっと我慢。クォッカが食べている葉っぱや木の実を近くに置いてあげるくらいに留めておきましょう。

 

  • クオッカには絶対に触らない

基本的に穏やかな性格のクォッカですが、噛んだり引っ掻いたりしないとも限りません。脅かさないよう、近寄ってくる子がいても触るのは止めましょう。また、クォッカはサルモネラ菌保有しているそうで、食中毒の原因になるかもしれません。もし触ってしまったら手を良く洗ってくださいね。

 

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人慣れしているクォッカが多いので忘れがちですが、 彼らは絶滅危惧種でもある希少な野生動物です。可愛いからと撫でたり、写真のためにエサでおびき寄せたりしないようにしましょう。 撫でるだけ、エサをあげるだけ、と安易に考えていると罪に問われます($150の罰金)かわいいクォッカのためにも、ルールとマナーを守ってクォッカと触れ合いましょう!

 

クオッカに会える!ウォーキングツアー 

「気軽にクオッカに会いたい!」という方は、クォッカに会える2種類のウォーキングツアーが毎日開催されているので、こちらも検討してみると良いでしょう。

 

  • Meet the Quokka(ミート・ザ・クォッカ)

9:00と15:00の1日2回開催(45分間)

クォッカとの自撮りをメインにしたツアー

 

  • Quokka Walk(クォッカ・ウォーク)

13:00の1日1回開催(45分間)

自然な姿のクォッカを見ながら、生態などを学べるツアー

 

ロットネスト島での食事はどうしたらいいの?

ロットネスト島にはカフェやレストランも何軒かあるので、食事自体には困りません。 ただどれも島の東側、特にインフォセンターの周辺に集まっているのと、観光地価格のためどのお店も割高です

 

簡単な軽食やお菓子・お水などはあらかじめ用意して持っていく方が良いと思います。その際、ゴミはきちんと持ち帰ることを忘れずに!(フェリー乗り場の周辺にはゴミ箱の用意あり)

 

わたしたちは1.5ℓのお水、サンドイッチ、ちょっとしたお菓子、みかんを持参しました。1日観光すると意外とお腹が空くので、その都度サッと食べられるものが便利です。 お水はぜひ多めに持っていってくださいね。レンタサイクルされる方は特に水分補給大事です。

 

ロットネスト島は宿泊も出来るよ!どんな所に泊まれるの?

日帰りで訪れる旅行者が多いと思いますが、ロットネスト島は宿泊する事も出来ます。時間に余裕があればぜひ1泊以上滞在してゆっくり観光してみたいところ。ロットネスト島の宿泊施設は島の東側に集中していますので、予算や滞在スタイルに合わせて選んでくださいね。

 

▼宿泊施設一覧はこちら▼

Rottnest Island | Accommodation

※夏のオンシーズンは地元オーストラリア人にも大人気なので、早めの予約が安心。

 

パース・ロットネスト島で、世界一幸せな「クオッカ」に癒されよう!

いかがでしたでしょうか?とってもかわいいクオッカに出会えるロットネスト島。アクセスやアクティビティは様々ですが、「まずはロットネスト島の王道を見たい!」という方は、ぜひ今回私たちが実際に行ってよかったプランを参考にしてみてくださいね!

 

ロットネスト島の王道ガイド
  • パース駅からのアクセスは電車&フェリーが簡単!
  • フェリー乗り場はフリーマントルの「Bシェッド」!
  • フェリーはロットネスト・エクスプレスかシーリンクがお手頃!
  • ロットネスト島の観光は乗り降り自由の「アイランド・エクスプローラー」がおすすめ!
  • 体力に自信があればレンタサイクルもおすすめ!自由だけど行動範囲もちょっぴり限られるよ。
  • 島の西部のクオッカは野生&シャイ
  • 島の東部のクオッカは観光客慣れ&すぐ寄ってくる
  • クオッカを上手に撮影するには、ちょっと下から撮ってみよう!
  • クオッカへのエサやり&タッチは厳禁!ルールを破ると150ドル以上の罰金!

 

 ▼ロットネスト島の魅力を別の角度から紹介しています▼