こんにちは、ぽんかも(妻)です。今日は先日の続き、わたしたちのファームジョブ体験紹介第2弾です。第2弾はもう少し具体的に、ファームジョブを探す上で気を付けたことや、わたしたちが使ったコントラクターなどをご紹介していきたいと思います。
あくまでわたしたちの体験ですし、私情もたっぷり挟んでいますが(笑)「オーストラリアで働くってそんな感じなのねー」とゆるく読んでいただけらと思います。
わたしたちは、AUS大手クラシファイドサイトのGum Treeの求人広告から探しました。6月頭にワーホリをスタートしたわたしたち。滞在初期にファームジョブを済ませたかったこと、10月末にメルボルンから一時帰国の予定だったことを加味して、VIC州・SA州の2州に絞ってファームジョブを探しました。
Gum Tree↓ 色々な求人やフラットメートの募集などもあって便利!
が、南半球のオーストラリア。日本よりもあったかい?と思われがちですが、QLD州やNT州など一部の亜熱帯地域を除いたら、冬場(6~8月)はちゃんと冬らしく寒くなるんです。そのため冬~春先にかけてはファームジョブも大分限られてきます。
VIC州・SA州はこの時期、葡萄の木のプルーニング(剪定)やオレンジピッキング、アスパラの収穫くらいしかありません。 わたしたちはオレンジピッキング一択!Gum Treeで探した良さそうな求人にいくつか問い合わせをしました。返事が返ってきた中から働くファームを決めました。
【ファームジョブを探す上でのポイント】
- ファームジョブに求める優先順位をはっきりさせる
- 働く予定のエリアについて下調べしておく
- 聞きたいことなど質問をまとめておく
- 気になる求人に何カ所かまとめて問い合わせする
- 質問に対する返事を踏まえた上で働くファームを決定
①これ結構大事だと思います。わたしたちみたいにセカンドビザ取得のためのファームジョブという人もいれば、中には「セカンドビザ取らなくていい」「短期でがっつり稼いでラウンド用の旅費貯めたい」なんて人もいます。
セカンド目的の人であれば、ペイスリップ(給与明細)があったり、1263フォームをきちんと提出してくれるファーム探しが重要になってきます。旅費を短期で貯めたいなどの目的であれば、多少グレーゾーンのいかにも稼げそうなファームに絞って探す事も出来ると思います。(もちろん自己責任で、ですが・・・)
②これも重要!あまりに悪い噂(ちょっと前のミルドゥーラみたいに(;'∀'))が流れてるようなエリアやファームだったら避けた方が無難だと思います。せっかくのワーホリの時間を無駄にしないためにも多少調べておきましょう。(日本語だけじゃなく英語でも調べてくださいね)
③あらかじめ聞いておきたい事を洗い出しておきます。わたしたちは、セカンドビザ取得のための条件をきちんと満たせるファームかどうかをしっかり確認しました。
あと、宿泊も手配してくれるという求人だったので、カップル用の部屋があるか、家賃、光熱費についてなど生活に関することを合わせて質問しました。
車がない人はその辺りも確認した方がいいですね💡最寄りの空港や駅から送迎はしてくれるのか、仕事先までどうやっていけばいいのか、乗り合わせて行く場合のガソリン代の件などなど。
④日本の感覚であれば『問い合わせれば返事が来る』というのはほぼほぼ当たり前の事ですが、ここはオーストラリア。個人レベルでも企業レベルでも、返事が来ないというのは結構頻繁に起こり得ます!(苦笑)
なので、保険という意味でもいくつか気になる求人にまとめて問い合わせておくのがおすすめ。全部返信が来ればラッキー!その中からピンとくる場所を選べばいいだけ♪
⑤返事がきたら、働くファームを決めます。返信の内容や電話口での対応で「なんでこんな的外れな回答なの・・・?」「ここはちょっとヤバそうかも・・・?」など結構そのファームの雰囲気が掴める気がします。
わたしたちは連絡が取れた中で、質問に一番きちんと答えてくれたコントラクターに決めました。他のファームには一応断りのメールはしておきましたが、相手はあんまり気にしてない様な気もします(笑)
最終的にわたしたちが決めたのは、Dコントラクター(名前は若干濁しています。正直な感想を書こうと思うので・・・)。ミルドゥーラから車で40分くらいのCarwarp;カーワープエリアにあるNキャラバンパークのオーナーもやっています。
ミルドゥーラから40分って遠いよね、通勤大変じゃない?!と思いきや、実際に働く畑はほぼこのエリアに固まっていたので、逆にミルドゥーラのゲストハウスやキャラバンパークに泊まるより便利なんでした!
コントラクターはゲストハウスやキャラバンパークのオーナーもやっている事が多いです。宿泊の手配も同時に頼めるのはとってもラクで良かったですが、時期やコントラクターによっては仕事を始めるまで待たされる場合もあるので、注意&心の余裕も必要になってくるかもしれません。
実際に滞在&働いてみて、感じたことを住居・仕事に分けて正直に書いてみようと思います。
【住居;キャラバンパーク】
・シャワー・トイレは共用でキャビンから徒歩1分くらい
・ネットが使えないことが多い
(キャビン内では完全にアウト。レセプション付近でも使えない事多々)
キャラバンパーク自体には、ほぼ文句なしです!キャビン内にキッチンが付いてたのは本当に嬉しかった^^テレビもついてます。シャワー・トイレが若干遠いのは寒い時期はめちゃくちゃしんどかったです><今は大分あったかくなったのでそこまで問題なし。
ネット環境をもっと整備してくれたら・・・と思わないでもないですが、モバイルWi-Fi買ったので特に不便はしていません。
【仕事】
・ファームまで近い(職住至近!)
・ペイスリップ(給与明細)、1263ファームきちんと出してくれる
※実際に来るまで知らなかったんですが、オーナー/コントラクターの奥さんが日本人の方でした!給料や手続き関係を引き受けてしっかり管理して下さってるのでその点は安心だと思います。
・ピッカーへの指示や、段取りが下手
・見回りや監督(スーパーバイズ)をしない
・すぐパニックに陥る、イライラしがち
・ファーム/(一部の)ピッカーから軽んじられてる?
仕事に関しては、正直、正~直言いたい事がてんこもり!!!コントラクターと、スーパーバイザー(監督責任者)の2人で30人前後のピッカーをまとめてるんですが・・・2人ともなんていうか、ちょっと先の事や全体像を把握するのが苦手なのかな~?って。
ピッカーの配置の仕方がアンバランスだったり、一番効率の悪いやり方を指示したり。とにかく段取りが下手だな、と。 見回りなどもあまりしないので(自分たちも一緒になって摘んでる・・・)好き放題するピッカーも多く、ファーム側から怒られたり。それが原因でクビになったグループも。
バックパッカーには色々言ったり、クビにしたりするのに、レジデンスビザを持っているピッカー(おっさんばかり)には何故か下手に出て強く言えず。(そういうやつに限って、ひどいやり方してるんですけどーーー!!!(# ゚Д゚)
仕事開始まで待たされることは多いんですが、一度なんかオレンジが乾くまで3時間も畑で待たされたり・・・😨いや、ファーム向かう前に確認してやー!その日めっちゃ寒くて霧も出てたじゃーん!ファームのボスの言う事は絶対☆じゃないでしょうがー!
一事が万事そんな感じなので、一部のピッカーはどんどんエスカレートしていくし、ファームもめちゃくちゃな指示しがち&他のコントラクターを優先にする、という悪循環。
他のコントラクターを知らないので比べられませんが、ベストなコントラクターではないような・・・。キャラバンパークにだけ泊まって、他のコントラクターやファームで働くのもありだなーと思います。足があればなぁ (´Д`)
なんだか愚痴っぽくなってしまいましたが、これがわたしたちのファームジョブの実態です。「こんな愚痴るなら辞める?」と何度か2人で話しましたが、結局キッチン付きのキャラバンと家賃の安さに負けてズルズルと残ってしまったんでした・・・。
ただ、納得いかないことは抗議・主張したり、こうしたいと要求するように気を付けています。その要求が通らないことも多いですが、言わないでイライラするよりはいいかなと。言っても言わなくてもイライラする時はイライラするんですけどね(笑)
ファームジョブは英語が出来なくても働けるよ~みたいな方も時々いますが、自分の意見をきちんと伝えられるくらいの英語力はやっぱり必要だと思います。というか、よその国で生活する機会を与えてもらってるんだから、その国の言葉をある程度覚えるのは最低限のマナーだと思うんですけど・・・こんな考えは古いんでしょうか?苦笑
ファームジョブシリーズその1も宜しければどうぞ↓
travellingplatypus.hatenablog.com
最後までお読みいただきありがとうございました!