こんにちは!かさご(夫)です
前回の記事で僕たちの人生観をちょこっと紹介しましたが、今日はその延長で、なぜ僕たちがワーホリをしようかと思ったかについてお話したいと思います。
と言うのも、いま働いている場所でちょっとしたトラブル(トラブルと言うほどのことでもないですが)があり、他のバックパッカー達と自分たちに温度差を感じたのです。NZ来てからもずっと感じている温度差。その理由を考えたときに、そもそもなぜ自分たちがワーホリに来たのだろうかと考えたりもしていたので、今日は備忘録も兼ねています(笑)
もし30歳が近づいていて、ワーホリしようか迷っている方がいたら、少しでも参考になれば幸いです◎
そもそもはと言いますと、二人とも子供のころから、漠然と海外で働いてみたかったんです。ぽんかも(妻)は外資系のキャリアウーマンになる未来予想図を、かさご(夫)も海外と日本を行ったり来たりするビジネスマンという未来予想図をもっていました。
人生とは面白いもので、やりたいことだけを選んでいたらそんな未来予想図はどっか遠くへと飛んでいってしまいましたが(笑)、でも漠然とでも思っていたこの夢を形は違えど叶えてみようよ、っていうのが出発点。夢は早いうちに叶えておかないと、後悔だけが後で膨らんできてしまうものです
2つ目の理由は、主にかさご(夫)にあてはまるのですが、日本の「労働観」をリセットしたかったという理由です。
3年間大手企業に勤め、嫌というほど日本の「サラリーマン」を経験したかさご。理不尽な縦社会から、昭和バブルから受け継がれているサラリーマンの「伝統」など、実際には発狂しそうなくらい嫌気が差していました(笑)「若手は~べき」とかいう言葉には本当にうんざりさせられたものです。
これから自分たちで自分たちらしい「仕事」を創り出していくにあたって、一回そんな凝り固まった労働観をリセットしておきたい。これが海外でのワーホリという結論に至った第2の理由です。
そしてそんな僕たちの思いに、物理的に制限をかけてきたのが、年齢!かさご(夫)は今年でなんと30歳(ヒャーっ)。ぽんかも(妻)も先日ついに29歳になりました(パチパチ)
まだまだ心持ちは若くいるつもりの二人ですが(やかましい)、ワーホリに行くとなると、必然的に30歳の壁が生まれます。というのもワーホリ協定国のほとんどが【30歳まで】という年齢制限を設けており、その条件をクリアするには、まさにギリギリのタイミングだったのです。いわゆる「ギリホリ」ってやつですね。
続いての理由は、久しぶりに海外で長期生活をしたかったという理由。2016年の中南米ぶらり旅を除けば、一つの国に半年以上いるのはすごく久しぶり。ぽんかも(妻)は高校時代のオーストラリア留学以来、約12年ぶり。かさご(夫)は大学時代のブラジル留学以来、約7年ぶりです。
これだけ自由に生きている僕たちですが、やっぱり日本にしばらくいると価値観は偏ってしまうもの。もう一度価値観をほぐしに、さらには新しい価値観に出会いに行くべく、ワーホリでの海外生活を決意したのでした。これは旅大好きな僕たちが旅をする理由とも共通しています。
travellingplatypus.hatenablog.com
最後5つ目の理由は、日本に帰ってからの田舎暮らしのために、ある程度貯金を作っておきたいという理由。
日本ジプシー生活を経て、長野県への移住を決意した僕たち2人。そんな僕たちには、帰ってからやりたいこと山ほどあるのです!自分たちらしい「仕事」の立ち上げ、古民家購入、レトロな家具・食器揃え、車購入、キャンパーでの日本ぐるり旅などなど・・・挙げたら本当にキリがありませんが、そんなやりたいことをやるためには、どうしてもお金が必要になります。
そんな楽しみしかない未来に向けて、貯金を作っておきたい!日本より時給の良いNZでは貯金もそれなりにできるので、将来に向けて蓄えておこうというのが最後の理由です。
さてさて、前置きが長くなりましたが、実はいま働いている農園でこんなトラブル(?)がありました。
・ラズベリーピッキングはビニールハウスのようになっているので、天候関係なく仕事できる。よって週40時間はお約束します!の謳い文句
・どうやらラズベリーなどフルーツの収穫量がイマイチで、売り上げがうまくいっていないらしい
で、具体的にどういう策かと言うと、今まではラズベリーのピッキング終了次第、他のメンテナンス作業をしていたのですが、ここ最近はピッキング終了次第バックパッカー達は終了!という日が多々あるのです。早い日には3時間で終了なんて日も!
当然ながら労働時間が週40時間もいく訳はなく、最近は週5でも30時間少々、ひどい人は20~25時間と言っていました。「週40時間を約束する」というのが宣伝フレーズだったので、バックパッカー達はもう怒りカンカン。事務局に話しても「いや自然相手だから・・・」などとモゴモゴ。実際、やるべき仕事は山ほどあるのですが、それすらやらせてもらえず帰宅を指示される日々に、複数のバックパッカー達が仕事を去っていきました。
そんな一連のトラブルの中、あることに気づいたのです。それは他のバックパッカー達はとにかく長く働きたい、少しでも稼ぎたいというのに対し、僕たちは早く帰りたい、早く終わったらラッキーと捉えていたこと。もちろん僕たちもお金は稼ぎたいのですが、それ以上に自分たちの今の時間を楽しみたいという思いが勝っていました。
ワーホリに来る若者の中には「出稼ぎ」と決め込んで鬼のように働く人もたくさんいます。日本人でもたぶんこういうケースは多いはず。
でもどうしても「出稼ぎ」にはなりたくない、その国の生活に馴染んで、常にその時を楽しんで、結果としてお金が貯まったら良いなあくらいに考えている僕ら。なんか綺麗ごとみたく聞こえてしまいそうですが、「稼ぐ」という優先順位が他の人たちに比べて圧倒的に低い。それが僕たちが感じていた温度差の原因だったのです。
だから、仕事が早く終わって、帰り道にそのままお気に入りのスーパーに行けた今日も、とっても充実した過ごし方ができたと思うわけです。ちょっとお菓子を買いすぎた感はあるけど、それもOK!笑
もちろん人それぞれいろんな事情があって、いろんな目的があってワーホリに行くと思います。でもみんなに共通して言えることは、その国を思う存分に体感できることが、ワーホリの最大のメリットだということ。
その国の職場で働いて、その国の人と触れ合って、その国の生活を体験する。これだけのことを若者に与えてくれるワーキングホリデービザは、本当に親切で尊いビザだなぁと改めて思います。
だから「出稼ぎ」と決め込んで、その国を味わう時間をほとんど持たないワーホリは、なんだかもったいない気がします。少しでも自分の時間をもって、新しい発見をしていくことがワーホリの醍醐味なんじゃないかと。
こんな貴重な体験は年齢制限を越えてしまったらもう物理的にできないので、迷っている人がいたら、僕たちはぜひともおすすめしたいです!
さてさて、そんな僕たちですが、
半年間過ごしたニュージーランドを去ることにしました!(唐突)
これだけワーホリの良さを語っておいて、いきなり何言ってるの?と思ったあなた、正論です!笑。
理由はいろいろあるのですが、大きく1つの理由に集約されます。
それは、ニュージーランドがどうにも肌に合わなかったということ。
ニュージーランドの生活観、ニュージーランド人、ニュージーランドでの暮らし。もちろん良い経験もたくさんあったのですが、結論どうも好きになれなかった。話し出すとキリがないので、そこは今度またゆっくりと話すとして、合わない国に長くい続けることほどしんどいこともありません。我慢し続ける必要ももちろん今の僕らにはないですし。
その国を好きになれなかった。シンプルながらこれがニュージーランドを去る理由です。やっぱりどれだけ体験談や口コミをネットで得たところで、最後は自分で来てみないとわかりませんね!NZで人生変わったという人もいれば、僕らみたいな人もいます。逆を言えば、ブラジルに行ってブラジルを嫌いになった人は、「ブラジルに行って人生観変わった」という僕の発言が理解できないことでしょう(笑)本当、人ぞれぞれです
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というわけで、自由すぎる僕たち2人は、お隣オーストラリアへと引っ越します!こちらもやはりワーキングホリデー!1年半前に行ったばかりだし、ぽんかも(妻)にとっては第2のふるさと。
働くというまた新たなステップで新しいオーストラリアが見えてくると思いますが、2人とも大好きな国なので今はもうワクワクしかありません。でももしかしたら今度はオーストラリアの嫌な面も見えるかも?笑。まあいずれにしても楽しみです!
これからはオーストラリアのワーホリ情報なども随時お届けしたいと思いますので、これからもこんな自由な2人をよろしくお願いします!笑。
というわけでワーホリの魅力とご報告でした!行こうかどうか迷っている方の参考になれれば幸いです!ぜひとも、後悔のないようにしてくださいね!
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