こんにちは!かさご(夫)です
先日からお話してきた車の諸々の話、今日はその最終章とも言うべき「廃車」についてお話します。日本でももちろん廃車なんてしたことなかった僕たち。ここオーストラリアでまさかの人生初廃車を経験したので、今日はその経験をまとめておこうと思います。皆さんの車が長く持つことを祈りつつも、万が一の場合はお役に立てれば幸いです◎
ではまず最初に、誰に頼めばいいの?という話から。
ある程度の街であれば、どこでも廃車業者的な会社があると思います。もちろん廃車専門じゃなくても、金属を扱っているリサイクル業者などでOK。
もとから廃車業者を知っている人などなかなかいないと思いますので、そんな時はGoogle先生の出番!「廃車」は英語で「scrap」という単語を使いますので、「○○(街の名前) scrap a car」などと検索してみましょう!そうするとどんな業者があるのか比較しながら調べることができます。業者によっては○○ドルで買い取ります!と事前に買い取り価格がわかるところも。
僕たちはGoogleで検索したところ、2つだけ業者が出てきました。その中でよりわかりやすくて土日もやってくれる業者をチョイス(平日は基本仕事なので)!早速電話したところ希望の日時を聞かれ、あとは当日電話するから!的な感じであっという間に終わりました。
廃車自体は本当にあっという間に終わります。車の中に私物がないか最終確認をしたら、まず最初にナンバープレートをとってもらいます。あとで手続きの際に必要なので、絶対忘れずに受け取るようにしましょう!あと電話予約の際にも、ナンバープレートを現地でちゃんと受け取れるのか確認しておきましょう。後でわざわざオフィスまで受け取りに行くとなったら面倒ですよね。不安な方は念のためドライバー持参で。
あとは大きな荷台のレッカー車みたいなやつでロープで引っ張られ、荷台の上に載ったらさようなら!ドライバーから数日後に見積もり金額が出るからオフィスに受け取りに来てね!と言われ、その日はそれでおしまい。業者によってその場で現金をくれる所もありますが、その場合はあらかじめ設定された値段なのでちょっと低めの場合が多いかもしれません。
数日後、平日の空いている時間を見つけて早速オフィスへ行ってみました。名前を伝えると見積もり伝票みたいなものを見せてくれ、その場でサインして現金ゲット!ちなみに僕たちの車は150ドルでした!
他の業者は50ドルで引き受けますとかだったので、50ドルを覚悟していた僕たち。結果的にちょっとだけ嬉しい誤算となりました。
ちなみにオーストラリアでの廃車、基本的にこちらが費用を払うということはありません。どんな車でも必ず部品として再利用されるので、買い取ってもらうことが普通です。お金を要求されたらそれは疑ってかかりましょう!
そしてもう一つ重要なのが、レジストレーションの取消!それぞれの州のオフィス(Victoria州だったらVic Roads)に向かい、ナンバープレートを提出します。
かさご(夫):廃車したので、レジストレーションを取り消したいんですけど。
スタッフ:いいですよ、ナンバープレートは持ってますか?
≪かさご(夫):ナンバープレートを渡す≫
≪スタッフ:パソコンにいろいろ打ち込む≫
スタッフ:はい、OKですよ!取り消しました。4週間以内に返金分のチェックが届くので、それを受け取ってください。住所に変更ないですか?
かさご(夫):はい、変更ないです。
スタッフ:・・・・・。
かさご(夫):・・・・・え、以上ですか?
スタッフ:はい、すべて完了です!
このやりとりにかかった時間、なんと驚愕の30秒!あまりのあっけなさに、二人そろって拍子抜けしてしまいました。あまりに手続きが早く終わった嬉しさを味わうこと数秒、購入時のあのとてつもなく面倒くさかった2週間は一体なんだったんだーという怒りと笑いの混ざった感情がフツフツと沸きあがってきました(笑)あれだけ苦労してVic Roadsにも何度も足を運んだ手続き。やっとのやっとで手にしたレジストレーションは、こうしてあっという間に取消されましたとさ。
さて、今回僕らが廃車のために実際に経験した例をご紹介しましたが、実はこの流れには1個だけ勘違いがあったみたいです。というのも、「廃車してからVic Roadsに行く」という手順をマストだと思っていた僕たち。なんたってナンバープレートを提出しなくてはいけないですからね。
ただ後になって調べてみたら、廃車を決めた時点でVic Roadsに電話一本入れれば、その日付でレジストレーションを取り消してくれるみたいです(ナンバープレートは後日持って行く)。とりあえず先にレジストレーションを取り消しておけば、廃車の手順が終わるのを待つ必要なく、ちょっぴりだけ多く返金を受け取れますよね。もちろん電話越しなので、車の詳細や本人確認などもきっちり行われると思います。電話での英語力も必要になってきますし、実際にどのくらいまでにナンバープレートを持っていかなければいけないのかは分かりませんが、その方が早くていいかもしれませんね。
(それぞれの州によって規定も異なると思うし、実際の経験論ではないので、あくまでご参考までに!)
というわけで、レジストレーション完了から3日後に故障、約3週間後に廃車という劇的な運命をたどったうちのホールデン(Holden)。今回学んだことは前回の記事でもご紹介しましたが、より実用的な意味では日本車マジで最強ということです。
travellingplatypus.hatenablog.com
オーストラリアなどで中古車を買う場合、20万km超えなどザラで、中には40万km、50万kmというつわものまでいますが、その場合車のブランドが結構大きいと思います。特に現地でも評判の良くないホールデンの場合、20万kmを超えていたら避けたほうがいいかもしれません(自分の経験談&知り合いの経験談)。一方とにかく丈夫と評判の日本車であれば信用する価値もあるのかなと。(あくまで個人的見解です。)
まあ今となっては、平日の日中に比較的街中で故障してくれたことに感謝です。あれがもし土日の夜中のド田舎だったらと思うと、本当にゾッとします。真冬の夜中に車の中で野宿確定でしたし・・・。
というわけで、いろいろありすぎた車購入ストーリーも、これでおしまい!これからはしばらく車のない生活を味わいながら、電車やバスもある都市部でもちょいちょい暮らしていこうと思います。こんなアホな二人の経験談が誰かにお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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