こんにちは、ぽんかも(妻)です。
「ミニマリスト」という言葉が話題になってから早数年。日本でも「ミニマリスト/ミニマリズム」という概念がすっかり浸透し、実際にミニマリスト的な生活を送っている人が随分増えました。(日本語での情報もかなり増えましたね!)
わたしたちはゆるいながらもミニマルな生活を送っていますが、一般的な「ミニマリスト像」みたいなものからはちょっと違っていたり。そこで今日はそんな わたしたちが考える「ミニマリスト」の特徴を5つご紹介したいと思います。
「これからミニマリストを始めてみたい」、「ミニマリストってなんか大変そう」という方の参考になれば嬉しいです!
- ゆるミニマリスト夫婦が考える「ミニマリスト」の特徴5つ
- そもそも「ミニマリスト」ってどういう意味??
- 「ミニマリスト」の特徴についてもう少し詳しく掘り下げてみる
- 私たちゆるミニマル夫婦は「ミニマリスト」なのか?
- いろいろな形の「ミニマリスト」がいていい!
ゆるミニマリスト夫婦が考える「ミニマリスト」の特徴5つ
ずばり!わたしたちの思う「ミニマリスト」の特徴はこの5つです。
- 『自分にとって』理想のライフスタイルを把握している
- 『自分にとって』必要・大切なものだけを持っている
- 取捨選択が上手、判断力がある
- 時間/お金の使い方が上手
- 行動力がある
ミニマリストになると、 自分の人生にもっと真剣に向き合うことが出来るようになると感じています。自分にとって本当に必要/大切なものだけに囲まれているので、モノの管理にかかる余計な手間や、迷ったりする時間が劇的に減ります。そうして出来た時間を自分のため、自分の将来のために使えるようになるんです!
ちなみに、 ミニマリストになるための厳格なルールはないとわたしたちは思っています。自分にとって大切なものがわかっている人は、例え所有するモノの数が多少多くても「ミニマリスト」と言っていいのではないでしょうか?
そもそも「ミニマリスト」ってどういう意味??
そもそも、「ミニマリスト」ってどういう意味なのでしょうか?気になったので辞書で引いてみました。
「ミニマリスト」の辞書的な定義
同様に、『最小限主義』などと訳されることもありますが、どちらにしても、 なんだか(限りなく)モノの数を減らすということばかりに焦点が当てられているように思います。本当のところはどうなんでしょうか?
ブログ『The Minimalists』による「ミニマリスト」の定義
今のミニマリスト・ムーブメントを牽引してきたJoshua Fields MillburnとRyan Nicodemusの2人が運営するブログ『The Minimalists』を参考に考えてみます。意訳になりますが、あしからず。
ミニマリズムは人生における過剰なものを削いで、大切なことに集中するためのツールです。そうすることで幸せや充実感、自由を得る事ができます。
―Minimalists search for happiness not through things, but through life itself; thus, it’s up to you to determine what is necessary and what is superfluous in your life.
ミニマリストはモノを通してではなく、人生そのものを通して幸せを探します。そのため人生において何が必要で何が不要かを決めるのはあなた次第です。
ブログ『Becoming Minimalist』による「ミニマリスト」の定義
同じく、ミニマリストに関する人気ブログ、Joshua Beckerが運営する『Becoming Minimalist』を見てみましょう
ミニマリズムは自分が本当に必要なものだけで意図的な暮らしを送ることです。わたしは一番大切なものにもっと集中出来るよう、余計なモノで気が散らないようにしています。
…あれ?いずれも 所有するモノの総数やルールみたいなことにはまったく触れていません。共通しているのは、「大切なことに集中するため」のミニマリズムということだけですね。
「ミニマリスト」の特徴についてもう少し詳しく掘り下げてみる
ここで、先ほどのわたしたちが考える「ミニマリスト」の特徴についてもう少し詳しくみてみようと思います。
- 『自分にとって』理想のライフスタイルを把握している
- 『自分にとって』必要・大切なものだけを持っている
- 取捨選択が上手、判断力がある
- 時間/お金の使い方が上手
- 行動力がある
1. 『自分にとって』理想のライフスタイルを把握している
ここで大事なのは、 あくまで『自分にとって』ということ!メディアやSNSなどで良く見かけるミニマリストさんのインテリアや働き方を真似しても、自分に合わなければ辛いだけ。最初は真似から入ってもいいと思いますが、なりたいミニマリスト像は人それぞれです。
2. 『自分にとって』必要・大切なものだけを持っている
これも1と同様に、『自分にとって』必要・大切なものをしっかり見極めることが必要になってきます。モノを減らすことばかり気にしすぎて、自分の大好きな趣味のものや手放したくない思い出のものまで切り捨てて気持ちが荒んだら本末転倒です。 人によって「必要最小限」はさまざまという事を忘れずに。
3. 取捨選択が上手、判断力がある
持ち物だけに限らず、色んなことに関して取捨選択が上手なのがミニマリストの特徴。モノを減らすことで管理する手間や選ぶのに迷う時間が減って、結果判断力などの感覚が研ぎ澄まされるのかなと思います。
4. 時間/お金の使い方が上手
ミニマリストの人たちは概して時間/お金の使い方が上手だと感じます。自分にとって必要・大切なものには惜しみなく時間やお金をかけますが、そうでないものにはきっぱりかけません。無駄遣いが減る分、1つ1つのモノやコトにかけられる時間/お金が増え、結果的に満足度も上がるのだと思います。
5. 行動力がある
これは3、4とも関わってきます。「取捨選択→やりたいこと・興味のあることが出てくる→実際にやってみる!」の流れになると思うんですが、普段から時間/お金を上手に使っているので、やりたいことが出てきた時にも躊躇なく行動に移すことが出来ます。やりたいことだけでなく、会いたい人や行ってみたい場所がある場合の行動力も素早いと思います。
つまるところ、 自分がどんな生活/人生を送りたいのか理想をはっきりさせて、それに必要のないモノをなくしていき理想に近づくための手段がミニマリズムです。
個人的にはモノが少ない方がよりラクチンに理想を目指せると感じますが、だからと言って「○○個以上のモノを所有してはいけない!」といったがんじがらめのルールに縛られる必要はないんです。
私たちゆるミニマル夫婦は「ミニマリスト」なのか?
同世代の夫婦に比べたら持っているモノは少なめだと自負していますが、よくメディアなどで見かける有名ミニマリストさんたちに比べると多いとは思います。
ちなみに、一般的に日本でイメージされる「ミニマリスト像」はこんな感じじゃないでしょうか?
- モノ:ほとんど持たない
- 住居:モノトーンの部屋に住んでいる
- データ:ほとんどのデータをデジタル化
- お金:キャッシュレス大好き
- 家事:家事をアウトソーシング
- 食事:出来るだけ簡素に
- 服装:私服の制服化
わたしたちは、このイメージとはかけ離れています。
- モノ:少なめだけど、適度にある
- 住居:自然な色を中心に生活雑貨はカラフル寄り
- データ:デジタルと紙のデータ半々くらい
- お金:クレジットカードはあるけど、現金の方が好き
- 家事:たとえ手抜きになっても自分でやりたい
- 食事:食べることが何より大好き!
- 服装:数は少ないけど、ワンパターンはつまらない
とても日本のミニマリスト像にはそぐわないですが、それでも自分たちの理想の暮らしをしっかり思い描いて、それに向けてモノを減らし、時間/お金の使い方も見直してきました。まだまだ道半ばですが、今のわたしたちは十分「ミニマリスト」だと思います。
いろいろな形の「ミニマリスト」がいていい!
色んな人がいて色んな家族構成があるように、「ミニマリスト」だっていろいろあっていいと思います。
厳選されたお気に入りのものだけに囲まれた、色んなテイストのミニマリストが溢れる世の中、考えただけで楽しそうです!わたしたちだったら、日本・海外の古いものごちゃまぜ、生活感大好き系ゆるミニマリストかなぁ。
今の日本では、 いかにもそれらしい型にはまっていなければ「ミニマリスト」じゃない!と言われがちな気がしています。SNSで発信されているミニマリストの方に対し「ミニマリストを名乗るなら○○は必要ないでしょ?」「こんなにモノがあるなんてミニマリストじゃない!」なんて心無いコメントをしている人を時々見かけます。
そうやって人を裁くの、もうやめませんか??その態度が何よりミニマリズムからかけ離れていますよね。 ミニマリストの方たちは自分の人生に真剣に向き合っているので、他の人に良い意味で興味がないように思います。人のことどうこう言う前に、自分の人生に集中したいですね。
ミニマリストになると、心身ともに身軽になります。チャンスも掴みやすくなる気がしています。ミニマリスト/ミニマリズムが気になっている方は、 難しく考えず部屋の中の使っていないもの、気に入っていないものをまず1つ減らすことからやってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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