こんにちは、ぽんかも(妻)です。
2019年も残すところ2週間ばかり。こちら信州も山が本格的に雪化粧をはじめ、日に日に寒さも厳しくなってきました。
今回は、日常にこだわるシリーズの第2弾として、我が家の可愛いごはん鍋をご紹介します。炊飯器を持たない暮らしってみなさんなかなか想像できないかと思いますが、 食の基本である「ご飯」にこだわるだけでも、日常の満足度って結構上げることができます。
そこで今回は、
- 私たちが炊飯器を使わず、ご飯を鍋で炊く理由
- 使って分かった「グレーごはん鍋」のメリット・デメリット
- 意外と簡単!ご飯を鍋で炊く方法
などをご紹介。
私たちが この1ヵ月ご飯を鍋で炊いてみた感想や、美味しいご飯を炊くための秘訣などもご紹介しますので、「土鍋やお鍋でご飯を炊いてみようかな」と考えている方はぜひ参考にしてください!
そもそもなぜご飯を鍋で炊くの?
まず最初に、おそらく誰もが抱くこの疑問にお答えしておきたいと思います。「炊飯器の方がラクでいいのに」と言われれば、「その通りです」としか答えようがないのですが、私たちはこんな些細なこだわりから鍋でご飯を炊くことに決めました。
- 食の基本「ご飯」と向き合う
- 電気が無くても炊くことができる
- 炊きあがりが美味しい!
ご飯を鍋で炊く理由 1:食の基本「ご飯」と向き合う
一番の理由は、「食」に対するこだわりです。日本人にとって食の基本となるご飯。当たり前のように毎日食べていますが、 毎日食べているからこそ、感謝の意やこだわりをもって丁寧に炊きたいと思ったのがきっかけです。
ご飯を鍋で炊く理由 2:電気が無くても炊くことができる
日本はインフラ面で強いと言われてはいるものの、自然災害の際には思ったより脆弱だなと感じることがしばしばあります。特に今年は台風で大規模停電が起きたことは記憶にも新しいかと思いますが、過去には地震で電気が通らないことにより様々な障害が生じたという話もよく聞きます。
これは私たちが電子決済を使わない理由でもあるのですが、この自然災害が非常に多い日本において、 万が一電気がなくなっても困らない「生きる力」を身に付けたいというのが2つめの理由に挙げられます。
ご飯を鍋で炊く理由 3:炊きあがりが美味しい!
最後はやはりこれ! 鍋で炊きあがったご飯は仕上がりが抜群です!もちろん最初のうちはうまく炊けないこともありましたが(特に水量調整)、一度コツを掴んでからは毎回ふっくら美味しいご飯を炊くことが出来ています。
もちろん近年の炊飯器は性能もすごいので、炊飯器で炊けば簡単に美味しいご飯が炊けるのですが、 自分で水加減や火加減を調整しながらうまく炊けた時の幸せと言ったら!炊飯器ではまず味わえない感動かと思います。
ご飯は「グレーごはん鍋」で炊く!
それでは実際に、我が家で使用しているごはん鍋をご紹介しましょう!
いろいろ調べて悩んだ末に辿り着いたのは、 トウジキトンヤ(TOJIKITONYA)さんの「グレーごはん鍋」。萬古焼きの土鍋で、三鈴陶器さんの「みすず鍋」にそっくりの形をしています。トウジキトンヤさんが美鈴陶器さんに依頼をして作られたとのことで、説明書も「みすず鍋」のものが入っていました。
「グレーごはん鍋」の5つのメリット
それではここからは、私たちがこの1ヵ月少々で感じた、「グレー ごはん鍋」のメリットを5つご紹介します。
- 炊飯時間が短い
- 水の目盛りが付いている
- 焦げ付きにくい
- 洗いやすい
- 見た目がかわいい ← これ大事!
炊飯時間が短い
鍋でご飯を炊く際には、事前に米を水に浸けておく手間が必要ですが、それさえしっかりしておけば炊飯にかかる時間は約15分。蒸らす時間を入れても30分あれば炊けるので、 おそらく皆さんが思っているより時間はかかりません!炊飯器の早炊きコースだと30分位はかかるかと思いますので、実は炊飯器とほぼ同じ(ちょっと短い?)時間で炊くことができます。
水の目盛りが付いている
2合・3合で炊く場合には水の目盛りが付いています。ごはんさえ計れば、お水は目盛りに沿って入れるだけなので、 初めての方でも安心してお米を炊くことができます。(私たちはご飯の計量カップも持っていないので、ひたすら目分量でやってました笑)
焦げ付きにくい
「グレー ごはん鍋」の内面は焦げ付きにくいように加工されています。私たちも何回かおこげが出来るぐらいまで加熱したことがありましたが、その時でもすんなり剥がれました。
洗いやすい
「グレーごはん鍋」は洗いやすさも抜群です!多少の焦げであってもスポンジでさっと撫でれば簡単にとることができますし、洗う前に多少水に浸しておけばご飯がこびりつくこともありません。片付けがラクなのはズボラな私たちにも嬉しいポイントです!
見た目がかわいい
実はこれこそが、私たちがこの「グレーごはん鍋」を選んだ一番の理由でもあります。ころんとした形と優しいブルーグレーの色がなんとも言えずかわいくて、 毎日使うたびに嬉しい気持ちになります。ちなみにこの丸っこい形は対流を良くするという理由があるそう。考え込まれている...!
「グレーごはん鍋」のデメリットは2つだけ
そんな魅力たっぷりの「グレーごはん鍋」ですが、強いてデメリットを挙げるとしたらこちらの2つです。
- 3合炊きしかない
- 噴きこぼれと焦げに注意が必要
3合炊きしかない
「グレーごはん鍋」にはサイズは1つしかありませんが、炊けるご飯の量は最大で3合まで。私たちのように2人であれば問題ありませんが、ご家族などにはちょっと少ないかもしれません。
噴きこぼれと焦げに注意が必要
「グレーごはん鍋」でご飯を炊く際には一旦沸騰させてから弱火にしますが、このタイミングをうっかり逃してしまうと小さな穴から噴きこぼれが起きます。噴きこぼれが収まったと思ってそのまま再点火してしまうと、お米の成分を含んだ水が鍋底にこびりつき、黒焦げが出来てしまうことがあるのです。 噴きこぼれてしまった際は、やけどに注意しながら鍋全体を拭いてから再点火するようにしましょう!
意外と簡単!ご飯を鍋で炊く6つのステップ
それでは最後に、「グレーごはん鍋」はもちろん、土鍋などでご飯を美味しく炊く方法をご紹介します!普段炊飯器でご飯を炊く方は想像すらつかないかもしれませんが、一度コツを掴めばカンタンですよ。
- ご飯をカップで計量して、米を研ぐ
<ここがポイント!>
慣れてくれば目分量でもOK(我が家のように計量カップがなくてもOK
- キレイな水を適量入れ、約20~30分ほど浸水させる
<ここがポイント!>
・目盛りが無い場合は、米のおよそ1.1倍の水量が目安
・米が水分を吸うので、「あれ、やっぱ水少ない」と思っても水を足さない
・「グレーごはん鍋」の場合は、長持ちさせるためにも別の容器を使う - 中火で約10分ほど炊く
<ここがポイント!>
もうそろそろかなと思ったら、フツフツという音に耳を研ぎ澄ませる!
- フツフツと沸いている音が聞こえてきたら、すぐに弱火にする
<ここがポイント!>
万が一吹きこぼれたら火を止めてよく拭く(焦げ付き防止!)
- 弱火で5~10分ほど炊く。ちょっと香ばしい匂いがしたら火を止める
<ここがポイント!>
弱火にしている間は嗅覚を研ぎ澄ませる!「香ばしい」の手前が理想
- 10分ほど蒸らしたら、美味しいご飯の炊きあがり!
<ここがポイント!>
混ぜる際に、鍋の底や側面のご飯はしっかり剥がしてあげる
あっという間に美味しいごはんの出来上がり!
炊きたてをどうぞ!我が家は5分付を食べているので、少し黄色みがあるよ!
(周りが雑然としているのはご愛嬌)
ご飯は鍋で炊くという新しい選択肢で、日々の暮らしに彩りを!
この「グレーごはん鍋」を使い始めてから、「マスターした」と言えるまで3週間くらいかかりました。それまではお米が硬かったり柔らかかったり(←計量カップを使わないのが悪い)、鍋底が焦げ付いてしまったのも今となっては勲章です。
でもそれ以降、 毎日毎日ご飯が美味しく炊けて、なんだかご飯を炊くのが楽しみになりました!かさご(夫)も美味しいと言ってモリモリ食べるので、3合が一回であっという間になくなってしまいます笑。「米を炊く」って日常の中では単純作業に入るかもしれませんが、こうした楽しみを見いだせたのは我が家の「グレーごはん鍋」ならでは!「鍋でご飯炊くのちょっと良いかも・・」と思っていいる方は、ぜひおすすめですよ!
ご飯という「食の基本」にこだわって、ぜひ日常の満足度を上げてみてはいかがでしょうか?
鍋で炊いたご飯の感動を、みんなにも味わってほしいよ!