こんにちは!かさご(夫)です
信州に正式に移住して約3か月が経とうとしています。ずっと長野県内をぶらぶらした期間を含めると約8か月。その前に軽く住んだ期間や観光などを加えたら1年くらいいくかな?
長野県は言わずと知れた「長寿県」。47都道府県でも常にトップを競うほどの長寿県で、過去には男女とも1位という年もあったほどです。ではなぜ長野県民が長生きなのか、この記事では僕たちが実際に移住して感じた「長野県民長寿の秘訣」を3つご紹介したいと思います。
他県の方も、ぜひ長野県を参考に健康を見直してみましょう!
長野県民が長寿とされるデータ
理由を挙げる前に、まずは参考データから。平成27年に厚生労働省が発表した都道府県別平均寿命を見ると、長野県は男性2位(81.75歳)、女性1位(87.67歳)という好成績。(男性の1位は滋賀県で81.78歳)
さらに平成25年のデータでは、なんと 長野県が男女ともに1位という結果も収めており、日本のみならず世界中から「長寿大国・長野」として注目を集めるようになりました。常にランキングでトップクラスにいるのは、長野県の大きな魅力の一つかもしれません。
長野県民が長寿な3つの理由
それでは実際に、どうして長野県民が長寿なのか。僕たちが長野県に移住して感じた理由を3つご紹介します。 医学や統計学に基づいたものではなく、飽くまでも信州での日常生活の中で僕たちなりに体感した理由ですので、悪しからず。
- 水が美味しい
- 野菜をたくさん食べる
- 高齢者の就業率が高い
長野県民が長寿な理由1:水が美味しい
まず1つ目は、信州にはおいしい水がたくさんあるということです。たかが水と思うかもしれませんが、 水は人間の体や食の基本を支えるとても大切な要素。私たちは1日2リットルの水分を摂るべきと言われていますし、水が美味しければ自然と食も美味しくなります。
かさご(夫)はオセアニアにいるとき水が合わず、肌荒れがひどかったよ!
実際長野県に住むと、必ずと言って良いほど 近所に湧き水スポットがあります。みんな大きなタンクや大量のペットボトルを持ってそこへ行き、日頃の食事用や飲料用として日常的に使用します。僕たちも長野に移住してから20リットル入りのタンクを用意し、いつもこの湧き水を利用しています。
雄大なアルプスから湧き出る水とだけあって、 水の味はやっぱり格別!時間がたっても臭くなるということはありませんし、ご飯や麺類なども美味しく仕上がる気がします。実際「長寿の水」や「命の水」などと書かれた湧き水もたくさんあるので、それがそのまま長寿に活かされている気もします。
また、長野県は温泉の宝庫! 温泉地の数は全国第2位、温泉を利用した公衆浴場の数は堂々の全国1位です。近所にもたくさんの温泉施設があって、「お風呂行こう」って思ったらどこに行くか迷ってしまうほどです。(東京の時は選択肢なかった)
言うまでもありませんが、温泉につかる習慣は健康面にも非常に効果的。わざわざ温泉施設に行かなくても、 長野県では自宅用の温泉水を販売(1リットル10円!)している場所が多いので、他の都道府県よりも温泉に触れる機会は圧倒的に多い気がします。
長野県民が長寿な理由2:野菜をたくさん食べる
長野県に移住して特に嬉しいのは、野菜の産直の多さ!近所にもたくさんの産直があって、 県内で採れた新鮮な野菜を安く手に入れることができます。農家さんの軒先でも直接売られていますので、気軽に手に入るのもとっても嬉しいポイント!
そんなこともあってか、 長野県民は47都道府県で野菜の摂取量が全国1位だそうです。確かに僕たちも移住してからかなり野菜中心の生活になりましたし、気付いたら体重が減ってるなんてこともしばしば。時期にあった野菜が新鮮なまま食べらえるというのも、東京ではなかなかなかったことです。
また、冬の寒さが厳しいこともあり、昔から保存食が盛んだった長野県。今でも発酵食品や漬物を食べる習慣が、他県に比べて強く根付いている印象を受けます。全国的に有名な 野沢菜にはガン予防の効果があるとされていますし、ローカル漬物「すんき漬け」は塩分を一切使わない漬物として地元では有名です。
野菜以外にも果物やキノコ類など、とにかく食材王国の長野県。海なし県なので魚こそ捕れませんが、それを賄って余りあるほどの食材が、県民の健康を支えているなと実感できます。
長野県民が長寿な理由3:高齢者の就業率が高い
長野県に来て驚いたこと。それはじいちゃんばあちゃんがとにかく元気ということです笑。調べてみると、 高齢者の就業率が全国1位になったことも。そのため一人当たりの医療費も安いそうです。
東京では定年退職しているような年齢のじいちゃんばあちゃんが畑で農作業をしている姿をよく見かけますし、軽トラもぶんぶん飛ばします(危ない)。銭湯に行けば80や90を超えるようなじいちゃんが元気におしゃべりしてますし、公民館ではワークショップなども多数開催され、高齢者向けの習い事や催し事がたくさん行われています。
さらに長野発祥のマレットゴルフというスポーツもあり、県内の多くの公園にマレットゴルフ場が設けられています。 いつまでもシャキシャキとしていられる環境が、都市部に比べてはるかに整っているのが、長野県長寿の理由かなと感じます。
統計よりリアル? 移住して体感した長野県民が長寿な理由。
今回ご紹介した長野県長寿の理由は、いずれも素人の僕たちが移住して感じたものですので、医学的・統計学的には正確かはわかりません。ただ、他県出身の僕たちが実際に暮らしの中で見つけた驚きや習慣に基づいているので、 他県との比較という意味ではリアルな理由になるのかなとも思います。
今日の夕飯は野菜をもりもり食べました。明日車で水を20リットルほど汲んできます。東京では考えられなかったようなこんな健康的な暮らし。やっぱり信州はいいとこです。
他県にお住まいの方も、よかったらこんな長野県民の生活を参考にしてみてくださいね!