こんにちは!かさご(夫)です
ご報告の通り、5月にオーストラリアを後にし日本に帰国した2人。オーストラリアを出てすぐに気持ちが溢れるまま綴った文章があるので、今日はそれを記事にして公開したいと思います!(約1か月半ぶり、遅い)
言うなれば、約10か月仕事したオーストラリア・ワーホリの総括編!この10か月で僕たちが何を感じ、何を学んだか、徒然なるままに書き連ねてみようと思います。これからワーホリを考えているという方は、よかったら参考にしてくださいね。
- オーストラリアに移民が集まるワケ
- オーストラリア・ワーホリ仕事の実態!歩合制と時給制のデメリット
- オーストラリアワーホリ。バックパッカーの仕事におけるマナー
- ワーホリの仕事から考える「経済的豊かさ」と「心の豊かさ」
- オースラリアワーホリの教訓:お金は人生を楽しくする道具
- オーストラリア10か月のワーホリ仕事を終えて
オーストラリアに移民が集まるワケ
以前からも書いているように、オーストラリアには移民がた~~~っくさんいます。もう「ここはどこなの?」ってなるくらい。もちろん「オーストラリア人」っていう定義はすごく難しいので一概にどうこうは言えませんが(そもそもアボリジニがいてイギリス人が来たわけだし。。。)、それにしてもとにかく多いです、移民!
▼オーストラリアの「積極的移民政策とアイデンティティ」についてはこちら▼
で、なぜ人が他の国に移民するかっていうと、いろんな理由があると思います。
- 教育が良いから(?)
- 自然が豊かだから
- 子供の将来を思って
などなど、理由は本当に人それぞれ。でも オーストラリアで出会った「移民」の人の根本の理由って、正直言ってやっぱりお金でした。オーストラリアの最低時給は約23ドルで、日本円で1800円くらい。「出稼ぎ」みたいな感覚でオーストラリアに来る人がとっても多いです。
オーストラリア・ワーホリ仕事の実態!歩合制と時給制のデメリット
今回オーストラリアでは3カ所で仕事をしましたが、どの職場にもすごくお金にうるさい人がたっくさんいました。移民に限らずバックパッカーも。
何というか、自分が1ドルでも多く稼げるなら、手段を問わないというか。 同じ職場の人間すらも一切リスペクトせず、ただただ自分が少しでも多く稼ぐために必死です。そんなこともあり、職場間のトラブルも結構ありました。
<オーストラリア・ワーホリ>歩合制の仕事の問題点
挙げだしたら本当にキリがないのですが、例えばフルーツピッキングで言うと
- 自分の担当ブロックをちゃんと摘まない人
- 摘みやすいところだけ取って出ていく人
- 他人のブロックから摘みやすいところを取っちゃう人
- フルーツの中に石を入れてkgを増やそうとする人
など、本当にありとあらゆる手段を使ってきます。これらは基本的に歩合制で、摘んだ分(kg単位)だけお給料がもらえるので、他人を蹴落としてでも多く稼いでやろうって人が本当に多いです。(悲しい・・)
<オーストラリア・ワーホリ>時給制の仕事の問題点
一方、時給になると態度は一変します。
- 超スローモーションで仕事する人
- わざとあっちこっちに行って時間稼ぎをする人
- 超丁寧に掃除を始める人
- スピーディに働く日本人に文句を言う人
ちなみに最後の日本人とは僕たちのことなんですが、衝撃でした。「2人が早く働くから、こっちも仕事早く終わって稼げないよ」と言われたときはさすがにゾッとしましたね。
オーストラリアワーホリ。バックパッカーの仕事におけるマナー
もちろんみんながみんなそうという訳ではないのですが、僕たちの周りにも本当にたくさんいました。自分の国より給料が良いのはわかりますが、いくらなんでもやりすぎでしょ。
▼ヨーロッパ人のマナーの悪さにもウンザリ。もちろん全員ではないですが。。。▼
ズルをして稼ごうとする色んな人を見てきましたが、正直言ってそういう人たちってすごく見苦しいし、そもそも同じ職場仲間がいる中でそういうことをするってとっても恥知らずだなと思います。 だって仕事が終わったら1対1の人間ですし。こういう人間が多すぎてもう嫌になったというのが、僕たちがワーホリを予定より早く切り上げた理由です(笑)
ワーホリの仕事から考える「経済的豊かさ」と「心の豊かさ」
そしてここからが本題で、例えばズルをして稼いだ人って、他の人より数字的には多く稼げるかもしれないけど、果たして気持ち的に本当に豊かでいられるのかという問題。もっと大きい括りで言えば、 お金を目的に移住する人は本当に心から豊かでいられるのかという問題です。
確かにオーストラリアで働けば、経済面ではだいぶ潤うでしょう。他国の給料からしたら2~5倍近くもありそうです。
でもその「豊かさ」って、本当に心からの「豊かさ」ではないと思います。 オーストラリアで出会ったこういう人たちは、言い方悪いですがすごく不幸せな顔をしているし、常にツンツンしているし、もちろん周りの人間は離れていきます。そんなに生活が厳しいのかと思いきや、私服では高級ブランドを見せびらかす様に歩いていて、なんだかもうワケわかんなくなります。
オースラリアワーホリの教訓:お金は人生を楽しくする道具
そして気付いたのは、こういう人の場合、 お金が「人生を楽しくする道具」ではなくて、完全に「人生の目標」に代わってしまっているということでした。お金はあると便利だし、いろんな可能性が生まれるけど、 それが目標になった途端、お金が人間を支配し始めます。そうなったら「心の豊かさ」という意味ではゲームセット。お金の豊かさと心の豊かさは反比例し始めます。
たぶんこういう人たちはいくらお金があっても満足しきれないのかななんて思ったりもします。買っても買っても新しいものが出ればそっちに飛びつくし、 自分の欲しいものを自分で考えられないのはやっぱりしんどいなと思います。日本にもこういう人いっぱいいますけどね。「お金が目標」なんていう悲しい人生は、僕たちは目指したいとは思いません。皆さんはどうですか?
オーストラリア10か月のワーホリ仕事を終えて
というわけで、今までオーストラリア生活の実用的な記事も紹介してきましたが、最後の最後はちょっぴり精神論的なことも踏まえてお届けしました。オーストラリアから出る飛行機の中で頭の中でズラズラーって綴った思いなので、まあこれが10か月間の総括としてふさわしいと思います◎
これからも、もしかしたらオーストラリア関連で記事を書くこともあるかもしれませんが、しばらくは日本の話にシフトしていきたいなと思います。これからオーストラリアワーホリなどで聞きたいことがあるよという方は、お気軽にご連絡くださいね!
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これからもこんな自由な2人をよろしくお願いします◎