＜リオ五輪 現地情報 ＞ リオ五輪の報道と矛盾

こんにちは！かさご(夫)です！

今日はいよいよリオオリンピックの開幕日！

こちらリオは街全体が祝日となり、オリンピックムードもどんどん高まってきました！

でも残念ながら日本で報道されるのは治安のことばかり。

確かにここ数日でいろんなニュースがありました。

・中国選手団が移動中、周囲で銃撃戦が始まり、バスが動けなくなった

・ロシアの副総領事が強盗に遭い、武器を奪って強盗を撃ち殺した

・空港からオリンピック会場へ向かうバスがジャックされ、40人近くの乗客が財布や携帯など全部盗られた

・選手村内で盗難が続出している

・オーストラリアの取材陣が、機材などを盗まれた

などなど、キリがありませんが、すべてここ数日のニュース。

すべてリオ市内で起こった事件です。

 さらにはここに来てリオの水質がとてつもなく悪く、

 治療不能なバクテリアが大量なんてニュースも。

でもこうした過激報道に対して現地目線で思うのは、

 いまさらになって囃し立てるのは、ちょっと違うということ

だってそんなの、オリンピックに立候補した時点で分かってたこと。

 工事の遅れとか、会場の設営とか、

 そういうのは確かにブラジルの公約違反かもしれません

(過去の記事に書いてきたように、すべてがギリギリなのが現実。

でもこれが良い意味でも悪い意味でもブラジル。)

でも治安とか水質とかは、それをひっくるめて選考したはずです。

 メディアがそれをこのタイミングで囃し立てて、

 何を企んでるかはわかりませんが、

 いまの報道を見てると正当ではないと感じます。

だってリオは治安悪いもん(笑)

ブラジル人も、これがブラジルの性格というか国民性

それを知った上で僕らはブラジルが大好きだし、

それを知った上でオリンピック開催都市に選ばれたんだよね。

そういう現実を受け入れていかないと、

オリンピックはいつまでたっても先進国の御遊戯でしかないし、

本当の意味で世界大会にはならないよ。

まあIOCが先進国で構成されている限り、

この現実は変わらないと思うけど。

だから今回のオリンピックは、

オリンピックのお上品なコンセプトを変える

カンフル剤になるべきなんだと思います。

そんな先進国目線のバッシングはもういらないよ。

世界にはこんな不平等が、こんな現実あるんだって、

それを世界が認識する機会になれば、

リオ五輪はもうすでに有意義じゃないかな。

オリンピックの開幕式では、

女性が盗難に遭うシーンがプログラムされており、

世界中から反感を買っているようです。

でも僕はこれはやったらいいと思います。

発想がいかにもブラジルらしいし、

ブラジルはこういう逆転の発想で発展してきた国。

2014のワールドカップの時なんて、

流れ弾をモチーフにしようとしてたぐらい笑

最終的にこのシーンをやるのか、反対意見に潰されるのかは、

今日の開幕式を楽しみにしたいと思います。

（→やっぱ反対に押された？）

がんばれブラジル！

最後までお読みいただきありがとうございました！

捉え方はいろいろ？